Butterfly／木村カエラ

木村カエラは、2004年にシングル「Level42」でメジャーデビューしたシンガーソングライターです。デビュー以前の2003年からは、テレビ神奈川の音楽情報番組『saku saku』でMCを務め、自然体のトークとユーモアで若者を中心に人気を集めました。もともとは小学生の頃にスカウトされ、雑誌「CUTiE」や「SEVENTEEN」のモデルとして活躍していましたが、音楽への情熱を育みながら、インディーズバンドでの活動を経て本格的に歌手の道へ進みました。モデル出身でありながら、ポップ、ロック、エレクトロなど幅広いジャンルを取り入れる音楽性と、個性的なファッションセンスを融合させた独自の世界観が特徴です。

2006年には、伝説的なバンド・サディスティック・ミカ・バンドの再結成にボーカルとして参加し、音楽的な評価を高めました。また、2009年には代表曲「Butterfly」が大ヒットし、紅白歌合戦への初出場も果たします。その後も精力的にアルバム制作やライブ活動を続け、2013年には自身のレーベル「ELA」を設立。アーティストとしてだけでなく、プロデューサーやエッセイストとしても活動の幅を広げています。

近年では、2023年のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』にて国民プロデューサー代表を務めるなど、新しい才能を支援する立場としても注目されています。2024年10月には12年ぶりの日本武道館公演を成功させ、その進化し続ける姿勢と変わらぬエネルギーで今なお多くのファンを魅了し続けています。
　
代表曲には、「Butterfly」「リルラ リルハ」「Ring a Ding Dong」「TREE CLIMBERS」「Magic Music」など。また2006年にはフジテレビ系ドラマ『アテンションプリーズ』の主題歌　
「OH PRETTY WOMAN」がヒット。この曲は、ロイ・オービソンの代表曲「OH PRETTY WOMAN」のカバー曲です。