披露宴の準備の中で、音響の担当者と打ち合わせをする場合、その打ち合わせまでにどんな準備をするのが良いのでしょうか?
ひと口に打ち合わせといっても、音楽に対する思いは100組100様。
ここでは年間約200組の新郎新婦と打ち合わせをしている中で、新郎新婦のタイプ別に準備するポイントをまとめてみました。
自分たちはどのタイプか、参考いただけましたら幸いです。
こんな方におすすめの記事です
- 披露宴の準備の中で、音楽を決めるのが一番シンドイ
- お互いの趣味が合わなくてすでに喧嘩モード
- 音楽を聴く習慣がない
- そもそも音楽をあまり知らない
音楽の好みが同じ新郎新婦の場合
例えば、二人とも「フェスが好き」「クラシック音楽(ピアノやバイオリンなど楽器)をやっていた。やっている。」「ジャズが大好き」など共通の好みやイメージができているなら、自分たちですべてを決めたいはずです。
そうであれば打ち合わせには、ある程度シーンにあわせて選曲をしたリストを持参するといいでしょう。
この時は、暫定のリストで大丈夫です。
そのうえで各シーンで曲が流れるタイミングを教えてもらったり、逆に自分たちのイメージを伝えておかしくないかなど、具体的なアドバイスをもらうと、お二人が描いているイメージがより鮮明になります。
その後、あらためてリストに手を加えるようにすると、お二人のイメージ通りの選曲リストができあがります。
ポイント
シーンごとに選曲した暫定のリストを準備しておく
聞いている音楽が違う新郎新婦の場合
お互い、普段、聞いている音楽が違う…例えば、新郎は洋楽が好き、新婦はJ-Ppp、中でもアイドル系が好きという場合、それぞれ使いたい曲だけをリストアップして持って打ち合わせに臨みましょう。
担当のプランナーさんから音楽のシートを渡されて、「これに記入して持ってきてね」と言われても、まだ記入しない方が良いです。
なぜなら記入しようとしてもお互いの使いたい曲をどのシーンで流したいかが決められず、喧嘩になったりするので。
実際に打ち合わせでは、お互いの好みと披露宴のイメージを伝えます。そのうえでアドバイスをもらって決めていくといいでしょう。
より理想の選曲にするために、打ち合わせ前にお互いの使いたい曲を聞いておきましょう。そうすると音響担当者から「この曲はどんな曲ですか?」と逆質問をされたときに答えやすいし、お互いの使いたい曲を知っていると、じゃあ、こうしようと歩み寄ることができます。
ポイント
お互いの使いたい曲を聞いたうえで、リストアップしたメモだけ準備する
披露宴で使えそうな曲を知らない新郎新婦の場合
Hip-Hop(ヒップホップ)やJ-ラップ、パンクロックなど歌詞が過激だったり曲調が激しい曲が好きな人は多いです。
そういう新郎新婦と打ち合わせをすると「(好きな曲は)披露宴で使えるような曲じゃないから」と言って、なかなか教えていただけません。
でも安心してください。
歌詞は聞く人の解釈でどうにでも受け取れます。
Hip-Hop(ヒップホップ)やJ-ラップ、パンクロックの中にもラブソングまではいかなくても、前向きであったりポジティブな内容の曲はあると思います。
さらに披露宴のなかでは、最初から最後までフルコーラスで流れることはほとんどなく、たいてい途中でフェードアウトしたり一部だけ流れます。
音量もやかましいほど大きな音で流れるわけではないので、Hip-Hop(ヒップホップ)やJ-ラップ、パンクロックだからといって選曲から外す必要はありません。
結果として使わないのは良いですが、はじめから諦めることはありませんので、まずは歌詞などから前向きであったりポジティブな内容の曲を選んでリスト化させれば大丈夫です。
ポイント
好きな音楽が披露宴ぽくないからと諦めないで、前向き・ポジティブな歌詞の曲を選んでみる。
まったく音楽に興味がない新郎新婦の場合
まったく音楽に興味がない、普段から音楽を聞く習慣がない新郎新婦も多数いらっしゃいます。
そんな二人の場合、音響の担当者がいろいろアドバイスしてくれるので、ノーアイデアで打ち合わせの臨んでも大丈夫です。
ただし
- 披露宴のコンセプトを明確にしておく
- 流れたらイヤな曲・ジャンルを明確にしておく
ことはしておきましょう。
披露宴のコンセプトは、みなさん違います。音楽にこだわりがなくてもドレスや装花にはこだわりがある場合もあります。なぜそのドレスを選んだから、こんなイメージでお花を選んだ、これらは披露宴のコンセプトの一部になりますので、そういう情報を伝えることで音響担当者は、それなら、と合いそうな曲を提案してくれます。
またいくら音楽を聞かなくても好きでない曲調は持っているはずです。
例えば、激しいロックは嫌い、ジャズは夜のバーのイメージが強いからNG、日本の曲は歌詞が気になるからNG、〇〇というアーティストは嫌い。
これらは実際に、流れたらイヤな曲として指定いただいたリクエストです。
これらを伝えることで、少なくとも好きでない曲、ジャンルが流れるリスクはなくなります。
もし最終的に、音響担当者におまかせすることになったとしても、披露宴のコンセプト、流れたらイヤな曲・ジャンルはあらかじめ新郎新婦お二人で話し合っておきましょう。
音響担当者から質問されなくても伝えて間違いはありません。
ポイント
披露宴のコンセプト、流れたらイヤな曲・ジャンルを明確にしておく
まとめ
以上、5つのタイプ別に音響担当者との打ち合わせまでにで具体的に準備するポイントをまとめてみました。
音楽は、"音を楽しむ"と書きます。
ここで紹介した準備のポイントを参考に、楽しく進めて、ぜひお二人の理想の選曲をされてください。